今日は大人気の米国株式(S&P500)に資産の集中投資をしている人たちへの注意喚起をこめた記事を書いていきます。
私個人も米国株式(S&P500)には一部資金を投資しており、オススメの投資先であることは他の記事でも触れていますが、資産の集中投資はオススメできません。
今日の内容を理解したうえで適正な資産額で運用することをオススメします。
ちなみに投資信託とはわかりやすくいうと株式の詰め合わせパックで、その銘柄に投資するだけで分散のきいた投資が可能になるので、1社に集中して投資をするよりも格段にリスクは減ります。
では早速いきましょう!
米国株式(S&P500)の値動きの大きさを理解しておこう
米国株式は直近の10年で約3倍のパフォーマンスを誇り、つみたてNISA等の国内制度も充実してきたことから資金を米国株に集中投資する人も最近とくに多いです。
しかし、米国株の値動きの幅(リスク)は大きいので、暴落により資産が大幅にマイナスになる可能性も理解したうえでの長期投資をすることが大切になります。
直近ではコロナで最大約30%マイナスしましたし、リーマン・ショック時は最大約55%マイナスしました。
全資産を投資していて半分近く減ったら気が気じゃないですよね。
長期的に運用することで平均リターンは安定する
株式投資は長期的に運用すると平均リターンは安定する傾向があります。
過去の実績ですが、1950年〜2013年の米国株式に投資したときの期間の年平均リターンの幅を見ていきましょう。
1年:−37%から+52.6%
15年:+4.21から+19.1%
この結果を見ても、15年以上の運用をすれば、どの時期に投資をしても平均でプラスになるということです。
あくまでも過去の実績なので未来の保証にはなりませんが、短期間で値動きが激しい米国株式も長期運用なら安定したリターンが期待できるということですね。
私が何度も株式投資をするなら長期的な目線での運用が大事と伝えているのはこの事実からです。
株式と現金との資産比率も意識しておく
リスクを減らす運用のためにも株と現金の比率は4:6〜3:7がオススメです。
年齢を重ねていったときには現金の比重を多めにシフトしたり、株式資産をよりリスクの低い債券にしてもいいと思います。
個人的には資産の大半を米国株に集中投資することはあまり初心者にオススメはしていません。初心者のうちはあくまで余剰資金でコツコツと投資をしていくことがオススメです。
為替リスクに注意
日本円と米ドルは極端な円安・円高にはなりにくいので為替リスクは気にしすぎなくてもOKですが、年のためにも円高には注意が必要です。
円の価値が下がる円安は、為替による利益を生む要因になり、円の価値がある円高は為替による損失を生む要因になります。
ただ米国株に投資していればOKというわけではなく、円資産にするためには二重課税制度の理解と為替の値動きにも多少注意が必要な点は理解しておきましょう。
まとめ
・人気の米国株だが、資産の集中投資はオススメしない
・短期的な値動きの激しさも理解しておくこと
・15年以上の長期的な運用であれば、プラスになる可能性が高い
・為替リスクにも注意を
最近大人気の米国株ですが、上記内容を理解したうえで投資していきましょうね!