今日はNISAやつみたてNISAの銘柄変更についてのポイントを書いていきます。
途中で銘柄を変更したくなってしまった人に参考になればと思います。
銘柄変更じたいはいつでも可能
よく誤解されがちですが、銘柄の変更じたいはいつでも可能です。
すでに設定している銘柄の積立注文を解除して、新たな銘柄を選択して積立すればOKです。
たまに1度積立設定するとできないと思っている人がいますが、その心配はいりません。
積立した分の資産について
こちらの選択肢は2つ。
すでに積立した分は売却して現金化するか、売らずに持ち続けるかです。
売却しても非課税枠の再利用はできないので、基本は売らずにそのまま運用していくほうがいいというのが個人的な考えです。
例:年間40万円の非課税枠で25万円まで運用していた場合
売却して現金化しても、残りの非課税枠が15万円なのは変わらない。
※現金化したからといって非課税枠までリセットされるわけではないということは覚えておきましょう。
また、非課税期間は投資した年から19年間と長いので、複利効果を考えるのであれば。そのまま運用し続けるほうがいいと思います。
頻繁に銘柄を変更することをオススメしない理由
結論、投資先がそもそもかたまっていない、すなわち投資の目的が定まっていないことにもなるからです。
銘柄の選択方法として、まずは投資先を決めてから選んでいくことが重要です。
株式重視なのか、債券重視なのか、米国一本なのか、全世界に分散させるのかなどを決めたうえで銘柄を選んでいきます。
銘柄を変更するということは、この軸がまだしっかりまだ定まっていない証拠なので、いまいちど何のために投資をするのかといった投資の目的を再確認していきましょう。
銘柄を見直すべきポイント
・運用実績
・資産配分の再確認
運用実績
運用実績は銘柄を見直すべきポイントの1つです。
誰にも未来はわかりませんが、今後も米国市場が世界経済を牽引するだろうと信じて、米国株重視の銘柄を選んでいたにも関わらず、世界の図式が変更した際は考え方を改めなければなりません。
当初想定したことと大きく異なる場合や、他の銘柄に比べて運用実績が極端に悪い場合は銘柄変更を積極的に実施していきましょう。
資産配分の再確認
非課税枠を銘柄1本で占めている家計はあまり関係ありませんが、非課税枠内で株式や債券などの資産配分をしている人は定期的に見直しも必要になってきます。
リスクを取りすぎていないかよりは、どれだけのリスクに耐えられるかを重視して配分したほうがいいと思います。
個人的に20代〜40代までは株式100%でいいとは思いますけどね。これは前提、資金100%を株式資産にするのではなく、預貯金といった現金資産も持っておきましょう。
20代、30代であれば、理想は株式7−3現金くらいでもいいと思います。
まとめ
多くの人が将来のためにとの理由で投資をはじめます。
老後をより安心して暮らすためにも、現在積立をしている銘柄が投資目的にそっているものなのかどうかはしっかりポイントを確認していきましょう。