妻「なんで同じことを何回も言わないといけないの?」
妻「なんでこんなに気が利かないの?普通気づかない?」
夫「ちゃんと説明してくれればやるやん!」
こんな夫婦喧嘩をしたことありませんか?笑
多くの理由として、男女の脳の違いに原因があります。
そしてそれを理解しているか否かで夫婦の関係性も大きく変わってきます。
男と女の考え方は全く違います。脳の作りから根本的に違います。
どちらのやり方が優れていてどちらが悪いというものではありませんが、脳の構造や心理的な特徴、社会的な風習などから「男性的」「女性的」なコミュニケーションというものは存在します。
両者のコミュニケーションはあまりに違うので、”わかりあうのは無理”といっても過言ではありません。
同じ人間などと考えて、中途半端に理解しようとしたり、相手を無理やり変えようとすると、余計なストレスをためることになります。
前提として女性でも男性的な人、男性でも女性的な人もいますので、すべてに当てはまるわけではありません。
しかし、異性の根本的な考え方を理解することは相互理解のきっかけにつながるのでオススメです。
この記事を見てケンカする前に、(まあ脳の作りが違うしな)とワンクッションを置くことができるようになれば嬉しいです。笑
察せない男・説明しない女
私も含め世の中の男性の多くは、しぬほど鈍感です。
女性から見ると理解に苦しむレベルであることは重々承知しています。
これには普段からの注意力・観察力が足りないこと、またその習慣や意識が大幅に欠如していることが要因です。
「普通、気にならない?」とよく女性に怒られてしまっている男性も見かけますが、その普通の習慣が男にはないので、その言い方をしても無駄です。改善しません。普通じゃないので。
一方、女性は相手の感情や考えを察するのが得意でまさにエスパータイプ。サイコキネシスのような強力な攻撃も男性にしてきます。
女性の感受性・察する能力は圧倒的に男性に比べて高いです。
しかしこの合わせ鏡として、「男は説明が得意で、女は説明が苦手(むしろしない)」ということもあります。
女性は論理的な説明よりも、その時の自分の感情や前置きを長くしてしまう傾向があるので、(はよ結論言えや)と男性に思われてしまうこともしばしばあります。
ちなみに女性の(わかるでしょ?察して?)は男にはわかりません、察せません。
男性に伝えるには”具体的な説明”が必要です。うわあめんどくさい。
この点をお互いが理解しておくことが重要です。
要するに”基本的にわかりあえない”ということを前提にして話をすることが大事です。
これだけ知っておけばなんとかなる言い回しも書いておきます。
男性は「今日、いつもとなんか雰囲気違うね(具体的な変化に気づくことができればよりいい)」と言って相手を察している、気にかけていることをアピールしましょう。
多少的外れでも会話の糸口にはなりますし、嫌な思いをされることは少なくなります。
一方女性は、男性には無理にでもきちんと言葉にして説明しましょう。
「今、◯◯であることにイラついていて、✕✕してくれないから△△な気分なの」とうまく言葉にできなくてもできるだけ具体的に説明をお願いします。
めんどくさいですよね。すみません。
僕たち男性はそこまでご説明をいただかないと理解ができない脳なんです、お願いします。
さらに我々男は追い打ちとして「それって●●ってこと?!」とため息の出るようなトンチンカンな返答もしますが我慢してください。極めて冷静に対処をお願いします。
女は感情で動いて男は理屈で動く
女性の脳は脳梁が太く、感情と言葉の連携がいいといわれています。
左脳と右脳を結ぶケーブルのような役目をする脳梁が太く、感じる領域である右脳と、言葉を操る左脳の連携がいいので、感受性が豊かで共感力があります。
感情と言葉がめまぐるしく交信するからこそ、話が直感的だったり、思いつきをぽんぽん口にしたり、あちこち話が飛んだりもしてしまいます。
この太いケーブルのおかげで、一度に多くの情報をやり取りできる、いわばブロードバンド回線のような女性の脳は、マシーンとしては男性より優秀ともいえます。
大量の情報がやりとりできるのに加え、もともと高感度なセンサーが身についているため、ものごとの細かい部分やまわりの人の感情にもよく気がつきます。
これが、一般に女性のほうが気が利くと言われる所以。
しかし、その情報量の多さゆえに決断が遅くなってしまうデメリットもあります。
レストランでメニューを眺めながら「えーっ、何にしようかな?うわあ!これおいしそう!あっ、でもこっちも気になる…。ねえ、どっちがいいと思う?(ただし自分の中での答えは決まっている)」と言う女性に男性ならやきもきさせられた経験もあることでしょう。
これは同じメニュー表を見ていても、女性の脳には男性以上の情報が入ってきています。故に時間がかかるのです。理解しましょう。
一方、男性は脳梁が細くモノタスクですが、集中力に優れている傾向があります。
男性の脳は女性に比べて脳梁が細く、右脳と左脳の連携が若干弱めで一度に処理できる情報量も落ちますし、回線でいうならアナログ回線です。
しかし、男性は女性より右脳が発達していることが多いため、優れた「空間認識能力」を発揮します。
これは、三次元空間での位置・方向・大きさ・間隔など、物体の状態や関係性をすばやく正確に把握する能力です。
地図を見ただけでパッと位置関係が分かるのも男性に多く、反対に女性は地図が苦手な傾向があります。
例えば待ち合わせ場所での電話の際に「そこから北に進んで」と言うのが男性です。女性はあまり方角で伝えませんし、方角で伝えられてもわからないことが多いです。
会話中も”話のゴールがどこか”という1点に集中するため、女性が話している途中に「それってこういうことでしょ?〇〇すればよかったじゃん」と女性の感情を無視する言い方が多いのはこのためです。
女性はそんなことはわかっていてあえて前置きや説明を長くしています。
女性がしてほしいのは解決策の提示ではなく、共感です。
大事なことなのでもう一度言いますね。女性がしてほしいのは【共感】です。
反対に女性から男性になにかを説明するときはビジネスシーンなどが多いですね。このときには要点から端的に答えていきましょう。
「確認したい点が2点あり、〇〇と△△についてです。」と言ってから説明するだけでだいぶ違います。
とはいえ家庭では女性が社長、男性は社員なので、男性が女性の話に共感することが1番うまくいきます。
だまされたと思って試してみてください。
一方、男性へは具体的な根拠をもって論理的に説明すると動いてくれやすくなります。
たとえば、「はよ保育園の準備手伝ってや!」ではなく、「今日は9時から会議があって、朝の準備を手伝ってもらわないと間に合う可能性が低い。まず娘に服を着替えさせて」と伝えると動きます。
わかる。めんどくさいですよね。
でも察することができない男にはここまでの説明が必要なんです!そしてそうしていただけると男は驚くくらい動きます!
ここまで言っても動かない男はもはや夫としての資質が足りてないので捨てましょう。
女性は感情で動くので、共感すると効果は抜群ですし、男は理屈で動くので、”なぜそれが必要なのか”を具体的に根拠を持って説明すると納得します。
まとめ
私自身、男性脳と女性脳を勉強するようになってから確実に妻とのケンカは減りました。
また、最近はお互いに「人は10回から20回くらい同じことを言われてからようやくスタートライン」ということも認知しています。
最近では、「冷蔵庫を開けっ放しにしないで」と35回くらい言われてようやく気にするようになりました。
自分の常識は相手の非常識だったりしますし、そもそも男女で脳の作りが違うことが多いので、今日の内容を知っているだけでもだいぶストレスは軽減されます。
女性の皆さん、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
男女の違いについては今日の内容だけだとまだまだ書ききれないので、また記事にしたいと思います。
ただ脳の違いやなんやら言いましたけど、結局夫婦円満のコツは”お互いに日頃から感謝を具体的に伝えられているか”どうかですよ。
いつもありがとうだけじゃなくて、「ワンオペ育児いつもありがとう、ワンオペだけでも大変なのに洗濯物まで回してくれてマジで助かったわ」って具体的に伝えるといいです。
世の男性も、妻への感謝の言葉とともにハーゲンダッツなんかも添えるとだいぶ印象変わるのでぜひやってみてください。
それではまた!