待ちに待った球春到来です。
プロ野球が開幕し、私の心が良くも悪くも動かされ続ける半年がスタートします。
前提、私は皆様のように娯楽で野球を観ているのではなく、本気で観ています。
私は本気でタイガースの勝利だけを渇望しています。死ぬまでに日本一を見たい。
少し話がそれますが、今日の関テレのゲスト芸人のくそみたいな発言にはイラッとしましたね。「勝敗は気にせずナイスゲームをみたいですーw」だと?
は?阪神側のゲストでユニまで着てるのにそんな発言するなら帰れと。高校野球と違うねんぞ。やってる方も結果を出さないとクビになる厳しい世界やねんぞ。
とまあこれくらいのテンションで観ているので喜怒哀楽も激しく出ます。
そんな私が今日の阪神−ヤクルトの開幕戦を観て感じたことなど、試合の総評をこの記事では書いていきます。
阪神タイガースの2021年の課題
まずはとりあえず開幕戦勝てて何よりです。
勝ちに不思議の勝ちありとはいいますが、とにかく勝てばいいのです。
開幕戦1試合を観て感じた阪神の課題は2つです。
1つは守備。全く改善されていません。この守備で優勝しようとするのはおこがましいです。
しっかり1つ1つのプレーを大事にしてほしいです。アマチュア以下です。
2つめは矢野監督の采配です。
これに関しては優勝すれば撤回して謝罪しますが、今日の采配を見る限りだとジャイアンツの原監督とは雲泥の差があります。
課題①:守備
昨年もチームとしてリーグ最多エラーをするなどアマチュア以下の守備をたくさん見せてくれましたが、残念ながらこちらは全く改善されていません。
プロ野球を観ているのにアウトにできる打球が飛んだときにヒヤヒヤしながら見るのって普通におかしくないですか?
今日のエラーは2つですが、記録に残らないエラーも多かったです。
特にセカンドの糸原選手の守備は非常に問題です。
開幕戦という独特の緊張感もあったかもしれませんが、1つめのミスをしてからその後の併殺処理なども取るのに精一杯で併殺にできなかったり、取ってからボールをこぼすなど目も当てられないミスが多く、先発の藤浪投手を苦しめました。
佐藤選手の外野守備も相当不安が残ります。全力でやっている以上ミスは起こりうるものですが、頻度が高すぎます。
野球の半分は守備です。失点につながる守備もあれば、失点を防ぐ守備もあります。野球は打つだけではありません。
もっと真剣に1つ1つのプレーを大事にしてほしいです。
課題②:矢野監督の采配
こちらも昨年何度も苦しめられましたが、今年も苦しみそうです。
私が最も問題に感じたのは、8回の加治屋選手の回跨ぎ続投です。
7回裏に石井選手が同点に追いつかれてなおも2死3塁というピンチで出てきて見事抑えましたが、ここで絶対に終えておくべきだというのが個人的な見解です。
6球しか投げていない、8回は右の中村選手から始まるなど色々要因があったかもしれませんが、野球の流れを考えると気持ちの切り替えも非常にむずかしいところです。
勝ちパターンの8回9回は打者の左右など気にせずにしっかりと担当に頭から任せるべきです。
岩崎選手も(信頼されていないのか?)と疑問に感じる可能性もありますし、この采配は非常にいただけなかった。
結果的に中村選手にはヒットを打たれ、続く古賀選手がバント失敗三振と流れをぶったぎってくれるプレーをしてくれたおかげでなんとかなりましたが、流れを渡しにいっている采配でした。
7回の石井選手の登板について
結論、大きな賭けに出たなという印象です。
この采配を批判する人が非常に多いですが、私個人としては(基本的にはなしやけど、ハマったときのリターンの大きさは半端ないのでギャンブルに近い)という印象です。
結果として同点に追いつかれ、なんとしても付けたかった藤浪投手の勝ち星はなくなりましたが、これは結果論です。
仮にあそこでプロ初登板かつ開幕戦、1点リードの7回で相手の打者は3〜5番という状況で抑えることができたら一気にチームも石井投手もノッていけます。
その大波を期待したのでしょうが、これはさすがにギャンブルです。
私も期待半分ありながらもギャンブル性が高い采配だったので、悪い結果になったときに石井投手が自信をなくさないかを心配していました。
石井投手、悔しさをバネにしてほしいです。チームが勝ったのが救いです。
大事なことは、次に石井投手をどの場面で投げさすかです。
開幕戦の1点リードという状況で使った監督にこれは責任があります。
1試合でダメですねというのは個人的には反対です。今日この場面で送り出したのであればせめて責任とって3回は同じ状況で使ってほしいです。
今日の結果論ではなく、そこまで考えたうえで私ならこの場面では使わないという判断です。はじめはもう少し投げやすい状況で自信をつけさせていくと思います。若手は自信をつけさせないとね。
今日の石井投手ですがストレートの威力はやはり申し分ありませんでした。
山田選手を三振に打ち取ったストレートは見事でしたし、村上選手や内川選手などプロ野球を代表する、してきたバッターに真っ向勝負をしかけていったマウンド度胸も本当に素晴らしかったです。
技術的なところで言うと、変化球で1つもストライクを取れなかった点は非常にピッチングの幅を狭めましたし、いいストレートを活かしきれていないです。
逆にストライクゾーンにいったストレートは最後塩見選手に打たれるまで、プロのクリーンナップにも捉えられていなかったので、ストレートは十分にプロで通用します。
さすがにストレート1本待ちの選手にあれだけストレートを続けるとやられてしまいますね。本人もいい勉強になったと思います。
塩見選手に打たれた箇所は変化球のサインでもおそらく首を縦に振らなかったでしょうから打たれるべくして打たれたといえますね。
変化球でストライクを取れなかったところ以外で気になったのはリリースです。ストレートを投げるときと違和感を感じました。
私のような素人目でも感じたのでプロの方はおそらく気づいているんじゃないかなと思います。ここは修正してほしいと思います。
良かった点
とはいえ、せっかく勝ったゲームですから良かったことも書いていきます!
まずは藤浪投手!バックのしんどい守備に足を引っ張られなからもよく投げました!
四球はもうあなたの個性です。笑
毎回ランナーを得点圏に背負いながらも結果としてなんとか踏ん張れた点は見事です!勝ちつけたかったね!でも必ず勝てるよ!!
あとはサンズ選手と大山選手も見事な集中力でした。失投を見逃さずにとらえることができました。頼りになります。
個人的に推したいポイントは木浪選手の1球バント成功です。
結果的にチャンスでの糸原選手凡退で得点にはつながりませんでしたが、これは流れを切らない非常に大事なプレーでした。お見事です。
糸原選手は反省です。ここで1打打ってやっとトントンレベルですからね。あなた今日負けてたら戦犯ですよ、反省してください。
少し気になった点
梅野選手の藤浪投手へのリードが少し気になりました。
結果的になんとか踏ん張れましたが、いつ大量失点につながってもおかしくありませんでした。
今日の藤浪投手はスライダーの制球に苦しんでいましたが、多投させていた点は本当にもったいなかったです。
ストレートと配球が逆という場面も多く、リード面はやはり動物的な勘のようなものを感じます。笑
セオリー通りの坂本選手のリードのほうが安心して見れるのは私の性格的な問題かもしれませんが、少し気になりました。
その他感想(ヤクルトについて
個人的には坂口選手、ほんと助かりました。ことごとくチャンスで凡退した場面を皆さんは想像するかもしれませんが、私は初回です。
1番バッターで藤浪投手の初球をセカンドゴロ。これは本当に助かりました。
球をよく見られて粘られたりして四球というのが最悪のパターンでしたし、藤浪投手も初球でアウトを1つ取れてすごくリラックスして投げられるようになったと思います。
あと、長谷川投手のストレートすごいですね。左であれだけの球を投げられるのは本当に素晴らしいです。
青木選手も元気ですね、いつになったら衰えてくれるんでしょうか。笑
まとめ
優勝する戦力はあると思いますけど、守備など基本的なところをどれだけしっかりできるかと矢野監督の采配に注意が必要ってところですかね。
胃が痛い半年が続きますが、こんなに私の心を良くも悪くも動かしてくれるものはないので夢中です。
今年もよろしくお願いします(心身ぼろぼろ