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ファーストクラスで6万円?!話題の飛行機レストランが人気な理由

BBCの記事を読んでいると非常に興味深い記事(全日空の「飛行機レストラン」が人気 ファーストクラスが6万円)があったので題材にしたい。

内容の詳細は実際に記事を確認してもらうとして、要はコロナの影響を受けている航空業界の企画が非常に斬新でユニークだという点だ。

また、起案者が一従業員であることもポイント。なにかヒットを生み出す施策は意外と身近に眠っていることも多い。

この記事ではANAの飛行機レストランを題材に、現在コロナの影響を受けてしまっている会社の起死回生の策の出し方を考察していきたい。

飛行機レストランが人気な理由

この飛行機レストランが人気な理由として考えられるのは、非日常の経験ができることに尽きる。

実際にボーイング777型機の機内で食事ができる「翼のレストラン HANEDA」は、ファーストクラスが税込み5万9800円、ビジネスクラスが同2万9800円と決して安価ではないのもポイント。

3月8日から受付を開始したところ、用意していた枠はすぐに完売し、4月分の購入枠が追加されている。

ファーストクラスに座って食事をする経験に約6万円の価値があると判断されている証拠だろう。

考えてみれば、万年エコノミークラスの私は到底ファーストクラスなど利用できない。

東京からサンフランシスコを例に取るとエコノミーは片道約15万円前後だが、ファーストクラスになると約200万円と桁が違う。笑

このファーストクラスに座れて食事を楽しめるのが6万円で済むならありといったところだろうか。

何か書いてたら俺も座りたくなってきたZO!

飛行機は通常移動時にしか乗ることができず、しかもファーストクラスは富裕層にしかなかなか縁のないクラスだ。

しかし今回の6万円であれば、高級レストランと同じような感覚で払える人も多くなってくる。

それだけ非日常の体験に価値を感じている人は多いということなので、これはコロナの影響を受けている業界や会社の1つのヒントにもなりそうだ。

当たり前を疑いピンチをチャンスに

この起案をした従業員の考えは素晴らしい。

まさにピンチをチャンスにかえた1手であり、売上面もそうだが、こうして話題になっていることがANAのイメージ良化にもつながるので与える影響が計り知れない。

こうした当たり前を疑った斬新なアイデアは意外と近くに眠っているのかもしれない。

優秀なコンサル会社もあるが、自社従業員のアイデアで話題になることが1番素晴らしい。

現在、航空業界に関わらずコロナの影響で業績不振に陥ってしまっている会社も多いが、このANAの例をとってぜひ些細なことでもいいので、社員が起案をあげられる機会を提供してほしいと思う。

具体的なアクションプランとしては「起案の仕組み化」だ。

ジャストアイデアレベルで構わないので、週に1度全社員から起案をまとめてみてはどうだろうか。社員も自ら考えざるを得ない状況となり、他人事に感じることも少なくなる。

とはいえジャストアイデアレベルでも、週に1度の起案は驚くほど大変で意外と思いつかない。何かを企画することの大変さもわかる。現実的な目で見ると月に1度以上か。

そうして集まったアイデアを経営陣でマトリクス化することが重要だ。(※マトリクス化とは難易度と費用、考えられる効果をグラフ化すること)

難易度:かんたん or むずかしい

費用:安い or 高い

効果:低い or 高い

この中でできる限り、安くてかんたんで効果が高いものを実践していけるような施策がベストだろう。

今回のANAの飛行機レストランは、比較的容易かつ費用も追加でそこまでかからないにも関わらず、効果が非常に大きいので施策としては完璧だ。

ヒントは非日常を体験できるコト需要だろう。

まとめ

コロナの影響もあり、暗いニュースも多いがこのような明るいニュースも出てくるようになっている。

大事なことは自分にできることはなにかを考えて前に進むことだと実感。

ちなみに余談だが、英国のBBCニュースは完全公平かつ中立的な立場で正しいことを正しく報道する姿勢が本当に素晴らしい。

まさに国営放送としての義務を果たしているといえるが、さて我が国の国営放送はどうだろうか。

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Maya
ドラクエのとくぎで1番好きなのがハッスルダンス。ベホマラーみたいな高級感がないところもすき。