この記事では「ジュニアNISAってどうなん?子どもがいたらやったほうがええのん?いまさらやけども」って思っている人向けの記事です。
この記事を見ると、ジュニアNISAをする前にやることや、はじめ方などがざっくりと理解できます。
では、早速いきましょう!
結論:ジュニアNISAをやれるならやったほうがいい!
結論は”ジュニアNISAはやれるならやったほうがいい”です。
ここで”やれるなら”と表現しているのは、先にやっておくといいことが3点あるという個人的見解からです。
■ジュニアNISAをはじめる前にやっておくといいこと(推奨)
①家計の黒字化(※最優先事項、毎月できているとなおよし)
②生活防衛資金の確保(目安は世帯手取りの6ヶ月分以上)
③一般NISAやつみたてNISA、iDeCoなどの投資をすでにはじめており、なおも余剰資金がある
ここがおろそかなままで「ジュニアNISAって改正してやったほうがいいんやんな?!やるわ!」となるのは、少々いただけません。
まず、こちらを先にやっておくほうが無難です。
投資に支出がからみ、毎月赤字になっていたら元も子もないですからね。
個人的な見解としては、目的が老後資金準備であれば、つみたてNISAで十分だと思っています。世帯持ちであれば、夫婦でのつみたてNISAが最も合理的だと思います。
ジュニアNISAは要は子どものための長期投資です。
ジュニアNISAは、教育資金や就職祝いなど子どもの将来のために親が長期的に資産運用するためにつくられた制度です。
ジュニアNISAをやる前にやっておくといいことをクリアしている場合は、ジュニアNISAのおさらいもしていきましょう。
そもそもジュニアNISAってなんなん?
先述のとおり、要は”子どものための資産運用口座”です。
親などが子どもの名義で口座を開設し、資産を運用します。
下記、ジュニアNISAの制度です。
■ジュニアNISA おさらい
・口座の名義人は未成年(0歳〜19歳)
・年間80万円までの運用益が非課税
・非課税期間は5年
・投資期間は2023年12月まで
・2024年1月以降であれば、いつでも引き出し可能(制度改正により)
一般NISAやつみたてNISAをはじめている人はなんとなく理解できると思います。
つまり、2021年から満額でジュニアNISAをするのであれば、最大投資額は240万円となります。(2021年〜2023年)
年間80万円までの運用益が非課税となるので大変お得ですよね。(通常だと利益の約20%は納税が必要なため)
なので、余剰資金があるならやったほうが得です。
2024年1月以降であれば、いつでも引き出しが可能になりましたしね。(※昨年ジュニアNISAの制度が変更になったのが理由ですが、ここでは割愛します)
ジュニアNISAのはじめ方
なにかとややこしい口座開設ですが、ここは踏ん張りどころです。笑
すでに個人のNISA口座を開設しているのであれば、流れは同じなので最初の手続きを頑張りましょう。
■ジュニアNISA開始までのロードマップ
①子ども名義のNISA口座を開設手続きをする(楽天証券かSBI証券でいいと思います)
②開設後に運用を開始する
③オススメ銘柄は株式関連(15年以上の長期保有が前提)
子ども名義のNISA口座を開設する
多分1番めんどくさいと思いますが、ここ頑張りましょう。笑
使いやすさなら楽天証券、銘柄の多さならSBI証券といったところでしょうか。
個人のNISA口座を開設しているほうでいいと思いますよ。
口座開設後、運用を開始する
口座が開設し終わったらいよいよ運用の開始です。
楽天証券にしろ、SBI証券にしろ、必ず口座開設の連絡はIDとパスワードが記入されている重要書類が入った封筒が届きますので、その子ども名義のIDとパスワードでログインしてくださいね。
親が管理するからといって自分のIDとパスワードを使って証券口座にログインしても、子どものジュニアNISAの運用ができないので注意してください。(ちなみにこれは実際に僕が四苦八苦したことです。笑)
そして銘柄や毎月の積立額など、個人のNISAで設定したことと同様に設定をしていきます。
※原則、18歳になるまで引き出せません!とありますが、昨年制度が変わり2024年以降であれば引き出し可能です。
オススメ銘柄は株式関連(長期保有前提)
投資の考え方の原点ですが、運用する際は原則15年以上の長期保有が前提です。
そのため、個人的には銘柄は100%株式関連がベターと考えています。
オススメの銘柄は、VTやS&P500に連動した優良ファンドでいいと思います。
基本的な考え方は、つみたてNISAの銘柄の選び方と同じですね。こちらの記事もご参考にどうぞ。つみたてNISAのオススメ銘柄【初心者向け】
僕は個人のNISAと同じ銘柄でもいいと思います。自分の投資方針が固まったうえで銘柄を確定させているはずですからね。
個人のNISA銘柄と比較してみたいというのであれば、変更してもいいかなとは思います。
ちなみに僕は、S&P500に連動したファンド(米国株式)ですが、ジュニアNISAでは全世界株式にしています。(単純に比較したいからです。笑)
まとめ
・ジュニアNISAやる前にやることあるYO!
・余剰資金があるならジュニアNISAもやったほうがええYO!
・基本的な投資への考え方はNISAと同じだYO!
個人的には、年間80万円が上限いうてもそこまで投資できる人は少ないかなーって思ってます。
毎月の家計を黒字化できてて、生活防衛資金が貯まってて、かつ個人でNISAやiDeCoで運用もはじめていて、ってここまでできてるだけで金融リテラシーは上位3%ですからね。
あとは人によっては、児童手当をジュニアNISAの運用に当ててもいいかなとも思いますね。
個人的には児童手当は教育資金として別口座に貯金として貯めることを推奨していますけどね。よければこちらの記事もどうぞ(児童手当のかしこい貯め方)
ジュニアNISAをなにがなんでもやりたいって人で、児童手当を知らず知らずのうちに使ってしまうくらいならジュニアNISAを利用してもいいと思います。
いつも書いていますが、大事なことは人の意見に左右されずに、自分の頭で考えて決断することです。
やれるなら少しでも非課税の恩恵を受けられるほうがいいので、早めに口座開設の申請をしてしまいましょう!