この記事では退職金は素直に貯金がオススメということについて話をしていきます。
まとまった金額が一度に入る退職金は使い方を誤ると取り返しのつかないことになります。
また、だいたい失敗してしまう人がお金に関して初心者であることも見逃せません。銀行や証券会社の営業も退職金を狙っています。笑
大切な退職金、しっかりと守っていきましょう。
結論:退職金は生活費にして、年金受給の繰下げが最強
個人的な意見として、退職金は素直に生活費に使い、年金の受給時期を繰り下げていくことがオススメです。
理由は、下記2点です。
①余計な投資詐欺に合うことがない
②最も確実にリターンを得ることができる
まず1点目の”余計な投資詐欺に合うことがない”についてですが、要するに銀行や証券会社のぼったくり銘柄をつかまずにすむということです。
退職金が出ると銀行や証券会社の営業マンから「老後のために〜」、「寝かしたままで増やしましょう」などといった営業がたくさんきます。
結論、どれも向こうに利のある投資になるだけなのでオススメしません。
投資経験がない人ほど、目先のトークに食いついてしまいます。
「10年で5%増えます」みたいなのにですね。(すくなっ)
退職金をもらう年齢は60歳以上であることを仮定すると、正直この年代から株式に投資することはリスクも大きいと思います。
よほど他に潤沢に資産がなければ、基本的に退職金は生活費に使いましょう。
2つ目の”最も確実にリターンを得ることができる”については年金受給の繰り下げです。
2021年現在、年金は65歳からの支給となりますが、支給を70歳まで繰り下げることで42%増のリターンを得ることができます。
現在の制度では65歳以降に支給を1ヶ月繰下げるごとに支給額が0.7%ずつ増えていきます。そして増えた支給額は一生継続して支給されます。
つまり、1年8.4%の増額×5年で42%増ということですね。
投資の世界では年間8.4%のリターンが決まっている銘柄はありません。
確実に42%増を得られると決まっているのであれば、退職金は70歳までの生活費の足しにしていくことをオススメします。
元はだいたい83歳前後で取れますので、それ以降は毎年42%増の支給額をいただけるということですね。
※最近、年金法も改正があり、75歳まで繰下げることも可能になりました。こちらは88歳前後で元が取れる計算です。
まとめ
退職金は素直に貯金して生活費の足しとして、年金の受給を繰り下げていくことがオススメです。
個人的には60代であればまだまだ元気だと思いますし、年金受給を繰下げていきながら65歳くらいまではバリバリ働いてもいいかなと思います。(頑張れる人は70歳までw)
間違ってもうまそうな話に乗っかってしまい、退職金ブッコミおじさんにならないようご注意くださいー!